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Posted by TI-DA at

2017年02月15日

福島女性教員宅便槽内怪死事件

福島女性教員宅便槽内怪死事件】平成元年(1989).2.28

郡山から車で1時間ほどの阿武隈山地に位置する福島県田村郡都路村(現田村市)。
山間の静かな村にある教員住宅で事件は起こった。

女性教員のAさん(23)が住まいとしている教員住宅に帰宅し、トイレに入って何気なく中を覗くと靴のようなものが見える。
驚いて外の汲み取り口へ周ると蓋が開いていて、確認すると人間の足があった。

Aさんはただちに教頭先生ほか同僚の教員を呼び、警察へ通報する。
駆け付けた三春署員と村の消防団員は、便槽から引っ張りだそうとするも狭くて出せず、周りを掘り起こしてどうにか取り出すことができた。

便槽の中の人物はすでに死亡しており、遺体は真冬なのに上半身裸で、着ていた上着を胸に抱えて膝を折り顔をやや左に傾けた形で固まっていた。  

Posted by 暇つぶし at 11:44怖い話と怪談/短編

2017年02月15日

9・11の予言

外人らしき人物がヤバい情報を安全にリークする方法はないかを聞くため2chにスレを立てた

手遅れ

数日後9・11発生

実際の2chスレ↓↓

1 名前:名無し~3.EXE:01/09/07 16:26
諸君らには申し訳ないが、私は大変な事実を入手してしまった。
これを公開すれば、間違いなく明日の世界じゅうのトップニュースになるって代物だ。これを安全にネット公開する方法は無いだろうか?

2ちゃんねるのような匿名掲示板でも、間違いなく連邦警察の手が入り、投稿者である私の足がついてしまうだろう。CIAもFBIの目も届かないように、この情報を安全にリークしたい。
どうすればよいだろうか?よいアイディアがあれば、教えて欲しい。

31 名前:JWビンセント:01/09/08 01:17
私は真剣に、Internet 上での安全なリーク方法を模索している。
この場を借り、足のつかない方法を議論して行きたいと思っている。
2ちゃんねらー諸君の独創的なアイディアに、私は期待している。
くれぐれも、FBIの情報収集力を侮ってはならない。

61 名前:JWビンセント:01/09/11 17:01
いいや、諸君らはFBIの情報力を知らないからそういうことが言う。
隠蔽されていたはずの情報が漏れたとあれば、必ず穴をふさぐために、FBIは動き出すぞ。なぜなら、これ以上のリークを防ぐためだ。

怪しいとにらんだら、必ずFBIは執拗なマークをかけてくるだろう。
私が違法な手段で不正に情報を得た可能性があれば(実は、、、)、スパイ容疑で強引に拘束するかもしれない。私だけならまだいいが、職場の同僚や、ネットワークの友人に迷惑がかかることは、絶対に避けたい。

足がつかないアイディアがほしいのだ。どんな姑息なことでもいい。
私はいくつかの国・掲示板で同様の質問をしているが、なかなかこれといったアイディアが集まらない、、、。

「Internet 上での」リークという条件をつけるだけで、これほど難易度が上がると思わなかった。  

Posted by 暇つぶし at 11:19怖い話と怪談/短編

2017年02月15日

青森八戸の怪事件

昭和55年、高校生たちがとあるアパートの一室で麻雀をしていました。
1人が何気なく窓の外を見たら、女の人が長い髪を振り乱して踊っていました。
「えっ」と思ったそうです。
その部屋はアパートの二階、座った状態で見える窓の外は空中のはずです。
そう、女の人は空中で踊っていたのです。
みんな大騒ぎになりました。
次の瞬間、躍っていた女の人が飛んできて、その部屋の窓ガラスにへばり付きました。
それは血だらけの幽霊でした。
部屋の中の人たちはパニック状態に…

その頃、隣の部屋の住人は、隣が騒がしいので、シンナーでもやって騒いでるんだろうと思い、その部屋に怒鳴り込んでいきました。
隣の部屋の住人がドアを開けぱっなしにして入ったため、幽霊が入ってきました。
何人かは窓から飛び降りて逃げました。
隣の住人は腰が抜けて動けません。
そして、その幽霊が誰なのかすぐに分かりました。

その幽霊は、数年前にその部屋で小学五年生の男の子に刺し殺された人でした。

部屋から逃げ出した一人が警察に通報して、警察も来て大騒ぎになったそうです。
次の日、新聞にその幽霊騒ぎが載ってました…


【社会】青森・八戸の母子4人他殺体、父は職質中に自殺[2007/06/28]

青森県八戸市上組町のアパート1階の会社員沢田秀人さん(43)方で、妻と長男、二男、三男が死んでいるのを、訪ねてきた 親族が見つけた。
秀人さんは行方がわからなくなっていたが県道わきに停車していた乗用車内にいるところを岩手県警の捜査員に発見され職務質問を受けた直後、車を後進させて捜査車両に衝突させ、さらに自分の首を刃物で切り、窓を壊そうとした捜査員を振りきって車ごと約10メートルのがけ下に転落。
間もなく死亡が確認された。


【事件概要】
八戸市上組町の会社員澤田秀人容疑者(43)方で、妻と子供三人が殺害された事件で、調べによると、アパートで殺害された四人のうち、奨君と長男直弥君(13)は子供部屋、妻の真由美さん(46)と三男耀君(6つ)は寝室で死亡。
司法解剖の結果、奨君だけが首を刺されたことによる失血死、ほかの三人は首を絞められたことによる窒息死だった。
同署は、四人の殺害にいずれも澤田容疑者が深く関与しているとみている。
(デーリー東北新聞社より)

【澤田秀人容疑者が過去に犯した事件】

小3の時、火遊びで3軒全焼。1973年。
小5の時、5万円盗み女性を刺殺。

【澤田秀人 小5の時の強盗殺人】

昭和50年12月 21日 青森県八戸市で、叔母のところに遊びに来た小学5年生(11)が同じアパートの女店員(29)が外出したのを見て部屋に侵入、テーブルのうえの5万円を盗もうとしたが戻ってきた女店員が「泥棒」と叫んだため台所の庖丁で数回刺した。
逃げようとすると女店員が血だらけになったまま捕まえようとしたので、台所の別の庖丁で合計20カ所刺して殺害、逃走したが翌日空腹で戻って捕まった。
2年前に友達の家で火遊びをして3軒全焼している。
成績は中くらいで内気だった。 
(少年犯罪データベースより)

女性は刺されたり切られたりしたが、致命傷は首の動脈を切られた為のものだった。
この女性が幽霊として現れたのだ…  

Posted by 暇つぶし at 11:18怖い話と怪談/短編

2017年02月15日

真岡署益子交番連続自殺

2007年12月13日

2007年12月13日午前6時頃、栃木県益子町益子の真岡署益子交番の2階仮眠室で、この交番に勤務する同署地域課の巡査(23)が腹部から血を流して死亡しているのを同僚の巡査部長(59)が発見した。

畳の上に拳銃が落ちており、枕元に
「迷惑かけてすいません 拳銃で自殺したことごめんなさい」
というボールペンの走り書きがあった。
巡査は寝たまま撃ったとみられ、弾丸はへその脇から体を貫通、畳にめり込んだ状態だった。
死因は失血死。

巡査と巡査部長の二人は、13日午前2時に仮眠を終えて警らに出る予定だった。
しかし、巡査が「腹の調子が悪い」と申し出たため、巡査部長は一人では警らできないことから午前3時25分頃から、真岡署の当直勤務を応援するため交番を出ていた。


2008年2月10日

2008年2月10日午後5時頃、栃木県益子町益子の真岡署益子交番の2階トイレで、
同交番で勤務中だった巡査長(27)が右側頭部を拳銃で撃って自殺しているのを、同僚の巡査部長(60)が発見した。

トイレ内には「自分は弱い人間です。生きていくことに疲れました」と書かれたメモが残されていた。
自殺した巡査長は2006年3月から同交番で勤務。
昨年11月から、家庭内の悩みを上司に相談していたという。  

Posted by 暇つぶし at 11:16怖い話と怪談/短編

2017年02月15日

黒い人形

あるアパートに1人の女性が引っ越してきた。
その女性は、父親が誰かわからない赤ちゃんを連れていた。
家事と育児に追われる日々を送るうちに、女性は徐々に子供を疎ましく思いつつあった。

女性が引っ越してから半年がたち、家賃の支払いが遅れていたことに文句を言おうと大家さんが女性の部屋を訪ねた。
合鍵を使って部屋に入ると、すでに室内はもぬけの殻だった。

埃まみれの部屋の隅に、黒い大き目の人形がポツンと置かれていた。
大家さんがそれを手に取ろうとしたその瞬間、人形の色が黒から白にすごい速さで変わってしまった。

しばし呆然とした大家さんだったが、人形をもう一度よくみると謎が解けた。
人形に見えたのは、赤ちゃんの死体であり、黒く見えたのはおびただしい数のゴキブリが死体に群がっていたからであった。  

Posted by 暇つぶし at 11:15怖い話と怪談/短編

2017年02月15日

牛の変死

1998年青森で2頭の牛が相次いで変死体で発見。

最初の変死は8月31日。
町の中心部から15キロほど離れた牧場で起こった。
牧場監視員が、乳房を丸くスッパリと切り取られて死んでいる2頭の牛を発見したのである。

黒毛和種の4歳の雌牛で、体長2.5m、体重400kg。
10人がかりでも取り押さえるのは容易でないほどの巨牛だった。

乳房の切り口は直径25センチ、深さ15センチ。
奇妙なことに血の流れた跡はなく、外傷や暴れた形跡もまったくない。
周辺を捜したが、切り取られた部位は見当たらなかったという。

事件はさらに続いた。

今度は10月初めに、同町の別の牧場で雌牛1頭がやはり乳房を切り取られて死んでいたのだ。
そして前回同様、死体にはもちろん周辺にも血は流れていなかった。

検視した獣医は「病死」としているが、どちらの牛も前日までピンピンしていたといい、こんな状態での病死というのは考えられない。

アメリカでは「キャトル・ミューティレーション」と呼ばれる。

これとよく似た家畜の変死事件が1972年以来多発し、すでに2万頭以上の牛が惨殺されている。

しかも、事件現場付近でUFOが目撃されるケースも多いため、一部の研究者たちはキャトル・ミューティレーションはUFOのしわざではないかと主張している。

今回のケースも、同様にUFOが関係していると考えてもおかしくない。
実際、死んだ牛の持ち主の知人が事件当夜、牧場方面へ奇妙な光体が飛んでいくのを目撃している。

そればかりか、牛の変死事件が発生した時期に、青森市内ではUFOの目撃が相次いでいたのである。  

Posted by 暇つぶし at 11:13不思議

2013年09月21日

テレホンカード 2


携帯よりテレカ全盛だった頃の話です(なのでうろおぼえ、ごめんね)。

しょっちゅう外で電話するので、金券ショップで100枚単位でテレカを買うおばちゃんがいた。

広告付の激ショボテレカの寄せ集めだったが、使用出来ればどうでもいいおばちゃんは片っ端から使い捨てるので、表の絵はどうだってよかった。

上から順に使っていたが、突然おかしなテレカが現れた。

それは、50代の女性が丁寧に化粧をし、白い花に埋もれてうっとり目を閉じている写真のテレカだった。

「何これ?」

おばちゃんも50代だが、同年代として悪趣味だし気持ち悪いと感じた。

全面写真で広告なし。どうやら、プライベートで個人が作成したテレカが紛れていたらしい。

「こんなのさっさと使って捨ててやろう」

と、おばちゃんは早速そのテレカを持ち歩く事にした。

外出先で電話をかける事になり、公衆電話でそのテレカを使おうとした。

なぜか、無音でどこにもつながらない。

「あらあら?」

もう一度やり直したがやはり無音。

と思ったら、遠くからかすかに、


「こっちよ。こっちに来て」

と声が聞こえる。

混線してると思い、切った。

もう一度かけてみる。

今度は少し声が大きくなっていた。

「今度はあなたの番よ」

「…もしもし?」

話しかけてみたが、その後は無音。嫌になって、切った。

帰宅して、自分の娘に

「このテレカおかしいよ」

と見せると、一目見て娘は

「こんなの使っちゃだめだよ!」

と言った。

娘にそう言われてそのテレカをよく見ると、周りの花は全部菊で、女性の鼻には綿が詰められていた。

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Posted by 暇つぶし at 11:49怖い話と怪談/短編参

2013年09月21日

携帯

サラリーマンのTさんはある日、

中古車店で働く友人から携帯電話を譲って貰いました。

Tさんは

「ホントに貰っていいのか?」

と友人に聞きました。

すると友人は、

「ああ、でも実はその携帯、先日事故で亡くなった人のなんだ。親族の方には処分して欲しいと頼まれたんだが、見ての通りけっこう状態もいいだろ? だから捨てるのもったいなくてさ。でも、今の話聞いて気味悪いってんなら受けとらなくてもいいぞ」

Tさんは少し迷いましたが、どうしても携帯電話が欲しかったので貰うことにしました。

数日後、残業で遅くなり、急いで家まで車を走らせていると携帯が鳴りました。

時計を見ると12時をまわっています。

こんな時間に誰だ? と思い携帯を見ると、非通知でした。

誰だ? と思い携帯に出てみました。

T「はい、○○(Tさんの名前)ですが、どなたでしょうか?」

相手「…」

T「あの、こんな時間に何の用ですか?」

相手「…」

悪戯かと思い電話を切ろうとした時、女の人の声で

女「あなた誰?」

と生気を感じない声が聞こえてきました。

T「あの、最初に申した通り○○といいます。あなたこそどちらさまですか?」

と言いましたが、女はその問い掛けを無視して

女「どうしてその携帯持ってるの?」

Tさんは少しイラッとしましたが、

T「これは友人から譲ってもらったものです。あなた前の持ち主のお友達ですか?」

女「うそよ!」

T「いや、ホントのことです。それにあなたさっきから…」

女「そんなはずはない!!」

さっきとは違う怒鳴り声で女は言いました。

Tさんは驚き黙ってしまいました。

女「ねぇ返してあたしの携帯。ねぇーーー!」

Tさんは恐くなり携帯を切りました。

電源も切りました。

しかし、また携帯が鳴ったのです。

Tさんはパニックに陥りかけ、あわてて携帯のバッテリーをはずそうとしました。

しかし中々外れません。

思い切り引っ張りやっととれました。

しかし、Tさんは恐怖のあまり声をあげてしまいました。

なんと、携帯のバッテリーにドロドロの血がへばり付いていたのです。

すると後ろから寒気がしました。

そして、誰かに首元を掴まれました。

後ろを振り向くと、全身血だらけの女がTさんを睨みつけていました。

女「あなた誰? どうしてその携帯を持ってるの? ねぇーーーー!!」

そして次の瞬間

              ドーーーン                            バリーン                ガシャーン


Tさんの車はガードレールに突っ込み車が大破しました。

Tさんは一命を取り留めましたが、すぐにその携帯を友人に返しました。

その後、あの携帯がどうなったかは不明です。

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Posted by 暇つぶし at 11:41怖い話と怪談/短編参

2013年09月21日

霊界行き

ある男が夜遅くバスで家に帰ろうとした。

が、駅に着いたときにはもう深夜近く、バスがまだくるかどうか分からない。

しかし家までは遠く、とてもじゃないが歩ける距離ではなかった。

彼は意を決してそこでずっと待っていた。

もうこないかと諦めかけたとき、突然バスが現れた。

彼はうれしくてそそくさと乗った。

と同時に、ふと違和感を感じた。

こんな夜中なのに何故か混んでいて、座れる席は一つしかない。

しかも人が大勢いるのに、誰もが口を閉ざし、バス内は静まり返っていた。

不審だと思いつつも、彼は唯一空いてた席に座った。

隣には一人の女性がいた。

彼女は声を押さえ彼の耳元でこう囁いた。

「あなたこのバスに乗るべきではないよ」彼は黙って続きを聞くことにした。

彼女は続けた。「このバスは霊界に行くものよ。

あなたのような生きてる人がどうしてここにいるの?

このバスに居る人は誰も霊界にいきたくないよ。

あなたはすぐ彼らに捕まって誰かの替わりとして死んでしまうわよ」彼は怖さのあまり言葉もでなかった。

身を震わせながら、どうすればいいかさえわからず途方に暮れていた。

その時、彼女が「大丈夫、私が助けてあげる」と言い出した。

そして突然!彼女は窓を開けて彼を連れて飛び降りた。

バスの乗客が「ああ!! 逃げられちまった」と大声で叫んだ。

彼が落ち着いたとき、彼女と二人で荒れた丘に立っていた。

彼は彼女に「助けてくれてありがとう」と伝えた。

その瞬間、彼女の口元が歪み、筋肉を痙攣させながらニタッと笑った。

そしてこう言った。「これであの人たちと奪い合わなくてもいいわね」

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Posted by 暇つぶし at 11:34怖い話と怪談/短編参

2013年09月21日

開けてよー

わたしが母方の田舎に帰ったとき良く遊んでいた、サキちゃんという女の子がいたのですが…。


当時小2の夏休みでした。

実家の裏山でいっしょに遊んでいるときに、いたずら心からか山中の空き地に放置されていた冷蔵庫にサキちゃんを閉じ込めてしまったのです。

子供の頃は好きな子に逆にいたずらとかをして気を引こうとしてしまう、そんな行為からでした…。

すぐに冷蔵庫を開けてあげるつもりでした。

ところが一度閉まってしまった冷蔵庫は、わたしがどんなに引っ張っても開かなかったのです…。

そこで事の重大さに気づきました。

わたしは「開けてよー開けてよー」と泣き叫ぶサキちゃんを後に、その場を立ち去ってしまったのです…。

もちろん親を助けに呼ぶためでした。

しかしいざ家に着くと、このことを話せば酷くしかられるのでは…。

そう思った私はなかなか言えずにいました。

そして昼食を出されたとき、わたしの記憶からそのことがすっかりと抜け落ちてしまったのです…。

昼食後、私は眠気に襲われそのまま眠ってしまいました。気がつくと、父親がものすごい形相で私を起こしていました。

「おい、お前サキちゃんを知らないか!?」

それを聴いた瞬間、私は体中が一瞬で冷たくなっていくのを感じ、とっさに「知らない」と返事をしていました。

あたりはすでに夕暮れでした…。

「まさか…まだあの冷蔵庫の中に…」
その夜、捜索隊など地元の人たちが総出で山中を探したそうですが、未だにサキちゃんは見つかっていません。

捜索隊が出たなら冷蔵庫も発見されて中も調べられているはず…。

それでも見つからないのは、きっとサキちゃんはどうにかして冷蔵庫から出れたんだ…。

その後山の中で迷ったのか誘拐されたか…。

きっとそうだ、とわたしは自分に思い込ませています…。

ですが、今でも冷蔵庫だけでなく…戸棚やドアを閉めるたびにサキちゃんの「開けてよー開けてよー」という声が聞こえてくる気がするのです…。


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Posted by 暇つぶし at 11:30怖い話と怪談/短編参

2013年09月21日

牛の刻参り 2

バーテンダーから聞いた話。



彼は若い頃、毎日のように夜遅くまで酒を飲んで帰っていたらしい。



当時、彼が住んでいた町はそんなに都会でもなく、飲み屋街から彼の家まで徒歩で帰ると1時間ほどかかる。


でも、行きはいつも駅までバスに乗るし、帰るのは深夜でバスなんか走ってない。

それにタクシーは高い。

だから、いつもけっこうな距離をふらふら歩いて帰ってたんだと。

その日も気持ちよく酔っ払ってた彼は、通りなれた道を歩いてた。

かなり酔っていたせいもあって、近道と称して他人の家の庭の中を通りすぎたり、垣根を乗り越えたり、色々と無茶をしながら帰っていた。

かなりの距離を歩いたが、まだまだ家は遠い。

彼は早く帰って寝たい一心で、普段あまり通らない裏道や小高い土手のような道も、山道のようなところも方向さえ正しければ平気で突き抜けて行った。

気づくと、あまり人が通らないような道に入っていた。

でも、絶対こっちの方が近い! と、彼は酔いに任せてドンドン進んだ。

あとで思い返すと、ちょうどそこは神社の裏山に当たる場所だったらしい。

少し離れた場所から、カーンカーンカーン…とかん高い音が聞こえてきた。

…こんな時間に? なんの音?酔っていなかったら絶対近づこうなんて思わなかった。

彼はそう言っていた。だが、とやかく考える前に、とにかく気になって音のする方へ歩いた。


音がやんだな…と思ったら、すぐ近くで再び、



カーンカーンカーン!

びっくりして音のする方を見ると、真っ暗闇の中で白い装束を着た、背が高く、女みたいに髪を伸ばしてガリガリに痩せた男が必死に木に釘を打ちつけていた。

一気に酔いがさめた。

「今時(10年ぐらい前)こいつは何をしてるんだ? こんなやつ本当にいたんだな」

と少し驚いたが、ここは気づかれずに逃げよう…。

そう思った瞬間、「見たな…」男はこっちを振り向いて、目をギョロギョロさせながら呟いた。

そんなベタなセリフ本当に聞けると思わなかったw なんて思いながらも、とりあえず走って逃げたらしい。

すると後ろの方から、
男が「殺す殺す殺す! 絶対殺す殺す殺す! 絶対殺す!」と叫びながら猛ダッシュで追いかけてきた。

うわ、やべー! と、彼も必死で走って逃げる。

まだ若く体力もあったから、走れば走るほど差は開いていった。

で、しばらく死ぬ気で走って、なんとかアパートまでたどり着いた。

周りを見渡してもさっきの男の気配はない。

だいぶ引き離したはずだ、もういいだろう…、と、部屋の中に逃げ込んだ。

で、あー怖かったーなんて言いながら、なんとか気持ちを落ち着けて、その日はそのまま疲れて寝たらしい。

翌朝、目が覚めた。普段通りの朝を過ごして、

ああ、昨日のことはもう思い出したくないなぁ~、

でも助かってよかったな~、

と部屋を出て、アパートの門をくぐろうとしたら、玄関に太い五寸釘? が、大量に刺さってたらしい。

彼はソッコーで引越しましたとさ。


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Posted by 暇つぶし at 11:26怖い話と怪談/短編参

2013年09月21日

鐘の音

それはあたしが小学2年生の頃の話です。

通っていた学校のすぐ隣には、お寺とお墓が立っています。

校舎から3メートル程度かと思います。掃除時間のときの事です。

私たちの班は男子2人、女子3人それぞれがトイレに分かれます。

掃除時間は約15分、トイレのドアを閉めると開始です。

初めは雑談をしながら楽しく掃除をしていたんですが、トイレの窓の外から

チーン…チーン…

と、墓参りのときに叩く鐘の音がしてきました。

私だけかと思い、気にも止めず掃除をしていたら、あとの2人にも聞こえていたらしく「ねえ、さっきから鐘の音しない?」と聞いてきました。


「うん、聞こえてた。なんなんだろうね?」

「…音、大きくなってきてない?」

私たちは怖くなり窓を閉めました。

ですが、音は止みません。

それどころか大きくなるばかり。

トイレから出ようとドアに手をかけましたが、開きません。

そのときです。


閉めたはずの窓が、ゆっくり開きました。

私たちは声も出ません。

怖くて体を寄せ立っているのが精一杯でした。

すると、窓から手が見えました。しかし見える筈がないのです。

私たちは3階にいるんですから…。手が中に入ってきました。

髪が長い女の人でしょうか? 頭も見えます。

トイレに入ってきてるんです。私たちの元へきているのです。

私はここで気を失ってしまいました。

友達も同様、気を失いました。

気づいたときは保健室にいました。

私たち3人、掃除からなかなか帰ってこないのを心配し、先生が見に来たそうです。

ドアを開けると個別に一人ずつ入っており、壁に寄りかかっていたそうです。

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Posted by 暇つぶし at 11:19怖い話と怪談/短編参

2013年09月21日

見ている

すでに半年ちかく学校に行かず、家に引きこもり、登校拒否を続けている少年がいた。

その少年は、いじめを苦に学校へ行くのを恐がっていた。

家に引きこもる日が続くある日、同じ学校の友達が家に訪れてきた。

話を聞くと、いじめをしてきた人たちはみんな反省して学校で謝りたいと言っている。ということだった。

その夜、悩みに悩んだ末、少年は学校へ行くことを決意した。朝がやってきた。

重い足どりで家をでた。

少年はマンションに住んでいて、エレベーターを使っている。

しかし少年にとってエレベーターまでがやけに遠く感じた。

ふっと、視線を感じたので辺りを見渡すと、マンションの屋上にきれいな女の人がこっちを見ていた。

その時は、『きれいな人だなぁ』としか思わなかったが、学校へ通い始めてから毎日、屋上からこっちを見ているので、少年は自分に気があるのかと思い、その女の人に毎朝会えるから学校へ行くのが楽しみにもなっていた。

今朝も、いつもと同じく女の人はこっちを見ていた。学校でも少年は気がつけば友達に自慢そうに話していた。

友達に『話しかけてみろよ!』と言われて、明日の朝話しかけることを約束した。帰り道、自分のマンションに警察官がたくさん集まっていた。

少年が驚いて警察官に事情を聞こうとすると、警察官は察して向こうへ行ってしまった。

少年は何かあったことを一瞬で悟り、急いで家に帰り、母親に何があったのか問いただすと……母親は少し間をあけてから『このマンションの屋上で女の人が首吊り自殺をしてたんだって』少年の顔はみるみるうちに青ざめていった。

そう、毎朝こっちを見ていて自分に気があると思っていたその女性は、初めから死んでいた人だった。

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Posted by 暇つぶし at 11:16怖い話と怪談/短編参

2013年09月06日

のぞき穴

のぞき穴



大学生の男は古いアパートで1人暮らしをしていた。

男の部屋の壁には小さな穴が開いており、そこからとなりの部屋の様子をのぞき見ることができた。


隣の入居者は若い女性。
女性はのぞき穴の存在に気付いていないらしく、男はこれ幸いとばかりにのぞき行為を続けていた。


そしてある日のこと。
夜中の3時をまわった頃、男はドスドスという物音で目を覚ました。

何事かと思えば、隣の部屋から聞こえてくる物音だった。
もしかしてえ男でも連れ込んだか?と思い、喜び勇んでのぞき穴を覗く。


隣の部屋も電気を消しており、詳しい様子をうかがい知る事はできなかったが、人影が2体あることは確認できた。


これは間違いない、と男は興奮したが、すぐに様子がおかしいことに気付いた。
男と思われる大きな人影が動くばかりで、女性のほうは全く身動きしていないのだ。


暗がりに目が慣れてくると、男が女性を殴りつづけていることが分かった。
女性は猿ぐつわを噛まされているらしく、微かに『うっ』という声を漏らすだけで悲鳴をあげられなかった。


終いには呻き声も聞こえなくなった。
すると、男の人影は隣の部屋から出て行った。


強盗だ!
男は警察に通報しようと思い、電話の受話器に手を掛けたところで、動きを止めた。

もし通報すれば、自分がのぞきをしていたことがばれてしまう。
自分の保身のために、男は通報を思いとどまった。


1週間としないうちに、アパートに警察が押しかけてきた。
やはり隣の女性は殺されていたらしい。

当然。警察はのぞき穴の存在を発見し、何か見なかったかと男に聞いた。
男は、


『壁の穴なんて気づかなかった。その日もなにがあったか気付かなかった』

と言った。
他にもいくつか質問されたが、警察は男のことを疑っている様子は無かった。


殺人の瞬間を目撃したことは忘れられなかったが、通報しなかった事への罪悪感はすぐに薄れていった。

事件から2週間たっても、犯人は以前として捕まらなかった。


そしてある日の事。
夜中の3時をまわった頃、男は再びドスドスという物音で目を覚ました。

しかし、隣の部屋は事件以降、新たな入居者は入っていないはずだった。
それでも、その物音は間違いなく隣の部屋から聞こえてくる。


恐る恐るのぞき穴をのぞいて見たが、動くものの気配はない。
気のせいか、と思い穴から離れようとした瞬間。



狭い穴の視界を埋め尽くすように、かっと見開かれた血走った目が現れた。


男はがっちりと目を合わせたまま、驚きのあまり身動きが取れなかった。

そして、かすれた女の声で一言・・・・・・・






『見てたでしょ』




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Posted by 暇つぶし at 16:02怖い話と怪談/短編参

2013年09月06日

さす方向

そういえば以前住んでたところの近所で、ごくまれに顔が隠れるほど深く帽子をかぶったおじさんが立ってて、どこかの方角を指差したままじっとしてるんだよ。

そのおじさんは毎回違う場所に立っているんだけど、指をさしてる方角を見ても特に何もない。

ある時期にだんだん会う回数が増えてさ、連日で遭遇するようになると、なんか怖くなって部屋に引きこもった。



で、その日チャイムが鳴ったんで、ドアの覗き穴から見たらさ・・・・・・・・・。




いたんだよ、そのおじさんが。

まっすぐ俺に指をさして・・・・・・・・・・・。






そのとき気付いたんだけど、指をさす方角って全部俺の家に向けられたものだった。  

Posted by 暇つぶし at 15:39怖い話と怪談/短編参

2013年09月06日

曇りガラス

この話は私が通う学校で起きた話。

私の学校は部活動に特に力を入れていて、部活動が夜遅くまで長引くのはよくあることだった。

入部して初めての週末練習。
平日練習よりも、学校が部活動のために夜遅くまで開いていた。

1年生の私達は部活の後片付けのために、部活終了後、2・3年生よりも遅く帰ることに。

部活終了時点で、もう時計は9時を回っていた。すでに他の部活の人達は帰宅していて、校舎の中には私達の部活の人達だけだった。

「ちょっと暗過ぎない?」

「本当…気味が悪いよー」

「でも、こんなに遅くまで学校に残ったの初めてー」

なんて暗い廊下を歩きながら話していると、体育館側から。

コツコツコツコツ…

人が歩いて来る音…。

             コツコツコツコツ…

段々近付いて来る…。

「誰だろう…?」

「体育館閉めたはずだよね?」

友人の手には鍵。

私達は怖くなって、後ろを確認しようとした。

その時

「何をしているの?」

「「きゃぁ!!」」

突然話かけられて私達はびっくりしてしまった。

びっくりして後ろを振り返ると、そこには赤いスーツを着た女の人…。

「もう遅いんだから早く帰りなさい」

「「はぁい」」

入学してまだ間もない私達は、
その先生の言うことにしたがって、すぐに自分達の教室に向かって着替えをすることにした。

着替えを終えて、帰ろうとして玄関を出る。

友人が

「今何時だろう。バスの時間あるかなぁ?」

と言い、玄関の時計を見た。

「えっ…?」

と、友人が何かを見て疑問を浮かべていたので

「どうしたの?」

と私は聞いた。

「あれ…」

と友人が指をさす方を見ると、そこには時計があっただけで何も見えなかった。

「何もないじゃん」

「違う! 時計じゃなくてその横!」

横…?
時計の横…。

そう思い、時計の横に視線を向ける。

「きゃあ!」

時計のすぐ横、3階の窓から髪の長い女の人が睨んでいる…いいや、それどころでは無い形相でこちらを見ている。

私はその時、目が合ってしまったのだ…。

私達は怖くなって一目散で逃げ出した。

そのため途中の記憶が無い。

気がつくと、もう帰りのバスの中だった…。

次の日、私達は昨日起こったことを先輩に話した。

最初は絶対に笑われるだろうとダメもとで話したのだが、先輩からは意外な一言…。

「あなた達も見たの?」

先輩は話はこうだった。

今から5年前。新任の先生がやってきた。

ある日、その先生は初めてのテスト作りに熱が入ってしまい、 1人で夜遅くまで残っていた。

そして帰宅しようと学校を出た時、通り魔に襲われ、彼女は一生懸命に学校の中を逃げ回った。

次の日、朝早く学校に来た生徒が3階の廊下を通ると、その新任の先生が窓ガラスのしたに倒れていた。

その時先生が着てた白いスーツが、通り魔のめった刺しにより真っ赤に染まっていたという。

それからだ。

3階の窓で女の人が見掛けられるようになったのは…。

私はその時ぞっとした。

赤いスーツ…。

昨日私達が帰る頃に校内に残っていたのは、警備員のおじさんだけだったと言う…。

しばらくすると、学校の3階の窓ガラスは曇りガラスに変わった。

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Posted by 暇つぶし at 15:09怖い話と怪談/短編参

2013年07月18日

風呂場で

風呂場で

これは実話です。
数年前、私は妹と二人で東京で二人暮らしをしていました。

元々は二人別々に部屋を借りていたのですが、二人の家賃を合わせると一軒家が借りられるという事に気付き、都心から多少離れてはいるものの、広くて綺麗な家を借りる事にしたのです。

ある日、妹がお風呂に入り、私が二階でテレビを見ている時です。

風呂場から

ギャアアアアア

という物凄い悲鳴が聞こえました。

ゴキブリでも出たかと思って一階に下りると、妹は髪をぐっしょりと濡らして裸のままで廊下に立っていました。

何があったか知らないが、いくらなんでもその格好はないだろうと呆れながら、「どうしたの?」と聞くと、青ざめた顔で

「……風呂場、見て来て、お願い」

と言います。

言われた通り見てきましたが、特に変わった様子はありませんでした。
脱衣所までびしょ濡れで、妹が湯船から慌てて飛び出した様子がうかがえた以外は。



取り敢えず服を着て、髪を乾かして一息付いてから、妹は事情を話し始めました。

いつものようにお風呂に浸かっていると、「ヒュー……ヒュー……」という誰かの呼吸する音を聞いたというのです。

周りを見わたしたのですが、誰もいません。
風の音だと解釈し、妹は深く気にせずに髪を洗い始めました。

湯船に浸かりながら、上半身だけ風呂釜の外に身を乗り出し、前かがみになって髪を洗います。
手のひらでシャンプーを泡立て、地肌に指を滑らせ、髪を揉むようにして洗いました。

そのとき、ある事に気付いたのです。



髪が、長い。

妹が洗っている髪の毛は、彼女自身の髪よりも数十センチ長かったそうです。

そして、もう一つのある事実に気が付いた時、妹は思わず風呂場から飛び出してしまったそうです。



後頭部に、誰かの鼻が当たっている事に。



それ以降、妹は極度の怖がりになってしまい、お風呂に入る時は必ずドアの外で私が待機するようになりました。

私自身は、今日に至るまで、何ら不思議な体験をしてません。
しかし、妹は確かにあの時、自分でない誰かの髪を洗ったと言います。



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Posted by 暇つぶし at 12:05怖い話と怪談/短編参

2013年06月20日

ウサギのぬいぐるみ

ウサギのぬいぐるみ

正直、今でも文字打つだけで鳥肌が立つもんなんだけど、これは去年付き合ってた彼女の友人、Tっていう女の子の話。

Tは非常に霊感の強い家系の育ち。
幼少期におばさんからウサギのぬいぐるみを貰ったそうだ。
Tはそのぬいぐるみを大事にしていたんだって。

だけど高校上がってからの話。
もうボロボロで、目もほつれてポロンってなっちゃってるうさぎのぬいぐるみ。
それだけ大事にしてきたんだろうね。

ある日、お母さんが掃除をしてる最中にこんな事を言ったらしい。

「ねえ、このぬいぐるみ覚えてる? 昔おばさんにもらったうさぎのぬいぐるみ」

Tはびっくりしたらしい。

だって、うさぎのぬいぐるみは今自分の部屋のベッドの上にいるのだから。

お母さんが持ってきた真新しいウサギのぬいぐるみは、ちょっと小さくて、まだボロボロじゃないきれいな状態。

お母さんが言うには、おばさんにもらったのはこれで間違いないらしい。

気味の悪くなったTは、今までもってた人形を押入れにしまったらしい。



ある日、お母さんがTの部屋を掃除しにきたとき。

ごとん

押入れから何かが落ちた音がした。

開けてみると、あのぬいぐるみが落ちてきたようだ。

お母さんは元の位置にぬいぐるみを戻すと、再び掃除を再開した。

ところが…

ごとん

再びぬいぐるみが落下していた。

元に戻す。

ごとん

何度もそれが続くため、気味が悪くなり、今度は物置状態のベランダの隅にブルーシートをかけて置いたそうだ。
そのベランダの隅っていうのが、またTの部屋のところにあるんだけれども。

ある日、Tはふとベランダに目をやったんだ。
すると、ブルーシートの上にあのぬいぐるみがこちらを向きながら置いてある。

気味が悪いからシートの下へ戻す。
しかしまたこちらを見てる。

今度はとうとうゴミ捨て場に棄ててしまった。
しかし再び人形はTの部屋にあった。

Tの家族はさすがに恐ろしくなり、人形を供養に出したそうだ。

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タグ :心霊怖い話

Posted by 暇つぶし at 17:10怖い話と怪談/短編参

2013年06月20日

投身自殺

投身自殺

ある日、女子高生のA子さんが学校帰りに駅で列車を待っていると、反対側のホームに同じ学校の制服を着た子がいるのに気づいた。

それは同じクラスのB子さんだった。
確か、その日のB子さんは体調が悪いとかで学校を休んでいたはずだった。

よく見ると、うつろな表情でぼんやりとしており、こちらに気づいた様子も無い。

A子さんは、B子さんとさほど親しいわけでは無かったが、学校を休んだ子が制服を着てぼんやりと立っているのはさすがに気になり、近寄って声をかけてみようと思った。

しかしその時、B子さんのいるホームに列車が入ってきた。

B子さんはその列車に乗るのだろうから、もう間に合わないとA子さんが思った、その瞬間!

うつろな表情のB子さんは、ホームに入ってきた列車に飛び込もうとした。

あっ! とA子さんが思った時には、すでにB子さんの足はホームから離れていた。

助けられるわけもないが、A子さんは思わず身を乗り出した。

と、その時。
A子さんはドン! と何かもの凄い力によって突き飛ばされた。

ただでさえホームの端で態勢を崩していたA子さんは、線路に向かって飛んでいった。

A子さんの目に飛び込んできたのは、猛スピードで向かってくる列車と、引きつった表情で急ブレーキをかけようとする運転手の姿だった。



……さて、問題となるのはここからである。

A子さんはあまりにも凄い力で飛ばされた為、列車の入ってきた線路を飛び越えて、向こう側の線路に落ちた為、列車にはぶつからなかった。
その為、肉体的な怪我は骨折だけで済み、命に別状は無かった。

駅員や警察の調べでは、「普通の女子高生が助走もつけずにこんなに飛べるわけが無い」との事で、誰かが彼女を押したに違いないのだが、調べた限りではそんな人物は見当たらない。

そして、A子さんが見たというB子さんの投身自殺。

これはそもそも、その時間、反対側のホームに入ってきた列車自体が存在しなかったという。

仮にそんな列車が入ってきていたのなら、反対側の線路に落ちたA子さんは、間違い無くその列車にぶつかっていたはずである。

A子さんはありもしない同級生の自殺の幻覚を見た後、何者かに突き飛ばされたという事になるが、実は、A子さんが線路に落ちたのと全く同じ時刻に、8つも離れた駅でB子さんが投身自殺をしていたというのだ。

つまりA子さんは、遠く離れた駅で起きた同級生の自殺を目の前で見たという事になる。

ちなみに、A子さんはあまりのショックで精神が不安定になり、精神科の病院に通っているという。
そして、その路線では現在も人身事故が絶えないという。

その大半がよくある投身自殺として片付けられているようだが……。

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Posted by 暇つぶし at 17:05怖い話と怪談/短編参

2013年06月20日

風呂場で

風呂場で

これは実話です。
数年前、私は妹と二人で東京で二人暮らしをしていました。

元々は二人別々に部屋を借りていたのですが、二人の家賃を合わせると一軒家が借りられるという事に気付き、都心から多少離れてはいるものの、広くて綺麗な家を借りる事にしたのです。

ある日、妹がお風呂に入り、私が二階でテレビを見ている時です。

風呂場から

ギャアアアアア

という物凄い悲鳴が聞こえました。

ゴキブリでも出たかと思って一階に下りると、妹は髪をぐっしょりと濡らして裸のままで廊下に立っていました。

何があったか知らないが、いくらなんでもその格好はないだろうと呆れながら、「どうしたの?」と聞くと、青ざめた顔で

「……風呂場、見て来て、お願い」

と言います。

言われた通り見てきましたが、特に変わった様子はありませんでした。
脱衣所までびしょ濡れで、妹が湯船から慌てて飛び出した様子がうかがえた以外は。



取り敢えず服を着て、髪を乾かして一息付いてから、妹は事情を話し始めました。

いつものようにお風呂に浸かっていると、「ヒュー……ヒュー……」という誰かの呼吸する音を聞いたというのです。

周りを見わたしたのですが、誰もいません。
風の音だと解釈し、妹は深く気にせずに髪を洗い始めました。

湯船に浸かりながら、上半身だけ風呂釜の外に身を乗り出し、前かがみになって髪を洗います。
手のひらでシャンプーを泡立て、地肌に指を滑らせ、髪を揉むようにして洗いました。

そのとき、ある事に気付いたのです。



髪が、長い。

妹が洗っている髪の毛は、彼女自身の髪よりも数十センチ長かったそうです。

そして、もう一つのある事実に気が付いた時、妹は思わず風呂場から飛び出してしまったそうです。



後頭部に、誰かの鼻が当たっている事に。



それ以降、妹は極度の怖がりになってしまい、お風呂に入る時は必ずドアの外で私が待機するようになりました。

私自身は、今日に至るまで、何ら不思議な体験をしてません。
しかし、妹は確かにあの時、自分でない誰かの髪を洗ったと言います。

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Posted by 暇つぶし at 16:59怖い話と怪談/短編参

2013年06月18日

自首の理由

俺の親戚に元刑務官って人がいる。

その人が言うには、刑務官の仕事って受刑者を監視する事じゃなくて、受刑者に人の温かみを教えるのが本当の仕事らしい。

そんな叔父は、時間があれば受刑者の話を聞いていた。

話す内容のほとんどは受刑者の犯した罪についてがダントツで、自首した受刑者なんかは、どうして自首するに至ったかを話すらしい。

その中で、ここの板に合う話があったので投下します。
その受刑者をAとして話を進めます。



Aは元々は普通のサラリーマン。
その彼が刑務所にいる理由は殺人。

殺害されたのはこの人の奥さんで、殺害後、遺体の処理に困ったAは、自宅の冷蔵庫にバラバラにした奥さんを保存していた。

会社から帰ってくると冷蔵庫から身体を一部を出し、肉は細かく切り、骨はミキサーで粉々にして、部屋のトイレから流していった。

そんな日々が何日か続いて、身体のほとんどがトイレから流れていった。

最期に残ったのが頭部で、やはりこれを細かく刻むのには踏ん切りがつかなかったらしい。

頭部だけが冷蔵庫に残された状態が何日か続いたある日、Aは夢を見た。

その夢の中で、殺した奥さんが部屋のテーブルに俯いて座っている。
かなり深く俯いてるらしく、表情は伺えない。

でも、テーブルに置かれた手がカタカタと左右に震えていた。

次第にその震えかたが素早くなっていき、爪が、そして指がテーブルの周りに飛散しはじめた。

みるみる内に肘から先がなくなり、ちぎれた。
腕からは真っ赤な血が迸り、骨がカタカタのテーブルを叩いていた。

そこで目が覚めたAは、全身を汗でべっとりと濡らし、あまりのショックに身動きが取れなかった。

ようやく落ち着き、リビングへと向かう。

すると冷蔵庫が少し開いており、そこから首だけの奥さんが睨みつけていた。

驚いたAは冷蔵庫と閉じ、扉をガムテープで閉じた。

この時にはまだAは自首を考えなかったらしい。

その日、冷蔵庫の中にある頭部の処理に手つかずのAは、仕方が無く新しい冷蔵庫を購入することにした。
一人用の小さい冷蔵庫で、店からの配達は頼まず持ち帰ったので、ガムテープ付きの冷蔵庫の存在が公になることはなかった。



その日の夢も同じ場所で奥さんが座っていた。
違ったのは、昨日の終わった時点から夢が始まっていること。

テーブルについている奥さんの腕からは真っ赤な血が滴っている。
今度は足が床を蹴っていた。

その動きが激しくなり、床をける音も

ドン、ドン、ドン、ドン

ドンドンドンドン

ドドドドドドドド!!

と激しくなっていく。

次第に床に血がにじみはじめ、足の肉が飛散しはじめる。
テーブルの上では腕が振り回され、血をまき散らしている。

Aの頬にも血が飛んでくるが、身動き一つ取れずにその光景を見ている。
頭の中では「はやく目覚めてくれ」と叫んでいたが、夢が終わることはなかった。

部屋中に飛び散った血がいやらしく光っていた。

突然、四肢を動きを止めたと思うと、俯いていた顔が少しずつ上がりはじめた。

垂れていた前髪が頬にへばりついていく。
髪の隙間からは、上目遣いでAを睨む目が見える。

顔が完全に上がった時、

「ああああぁぁぁぁぁぁぁっ、私のからだを、返せぇぇぇぇぇぇぇ」

と絶叫が響いた。

この声にAはようやく目を覚ますことができた。
やはり全身に汗をかいていた。

この時、Aは冷蔵庫にある頭部の処理をしようと腹をくくったらしい。
ベッドから飛び出し冷蔵庫の前に行くと、その気持ちは完全に消えた。

あれほど頑丈に止めていたガムテープが全て千切れ、奥さんの頭部が冷蔵庫から転げ落ちていた。
その目は見開かれ、Aを睨みつけていた。

ここでAは逃げられないと観念したらしく、自首したそうだ。

叔父曰く

「殺された方の無念はいつまでも生きてるもんだ」

らしい。



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Posted by 暇つぶし at 18:09怖い話と怪談/短編参

2013年06月18日

深夜DJのハガキ

深夜DJのハガキ

あるタクシー運転手がいた。
仕事は人並みにこなす普通の運転手だった。

ある日、そのタクシー運転手はラジオをかけてタクシーを走らせていた。

いつもは何気なく音楽番組やニュースをかけていたが、その日はたまたまトーク中心の番組を聞いていた。

『続いてのハガキはこちら……』

『こんばんは。私は怖い話が大好きです。今日は都市伝説について話したいと思います。ある雨の晩、タクシー運転手が夜中にタクシーを走らせていると……』

ちょうど雨の日だなぁ、と運転手は思った。
なんとも似ているシチュエーションに少し戸惑う。

『……タクシーを走らせていると、突然、雷が鳴り始めます。運転手はそろそろ引き上げようと思い、人気のない、車を走らせやすい土手の近くを走りました。すると、また雷が鳴りました。その時、運転手はあることに気付きます。バックミラーごしに、雷の光で照らされた後部座席に、女の人が座っているのです』

運転手はラジオに釘づけになっていた。
そしてつられてバックミラーを見た。

そう。
女が居るのだ。

体を全身濡らした髪の長い女が、バックミラーからこちらをじっと見つめている。

背筋が凍り付き、そして恐怖に体を締め付けられ、声もでない。出しても仕方がないのだが。

しかし女はすぐにバックミラーから消えた。

しかしすぐに気付いた。
バックミラーから消えただけだった。

今度は横にいる。
すぐ横に座っている。

女は男の方を見て、口元を吊り上げてニヤつくように言った。

「一緒に来て……」



車は勢いよく横転し、運転手は即死。
もちろん女の死体は出てこなかった。

横転した直後、まだラジオ番組は続いていた。

『背筋も凍る話をありがとう。さて最後に、この話を聞いている人にメッセージです……』





『あなたは死にましたか?』


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Posted by 暇つぶし at 17:44怖い話と怪談/短編参

2013年06月18日

海が怖い

ナンパ目的で相棒と白浜に行った時の話です。

もちろんホテルや海の家の予約などしたことがない俺達は、ナンパした女の部屋にしけこむのが当然だったのだが、その日は忘れもしない人生初めての超惨敗で、真っ暗になっても浜辺でナンパをしていた。

努力の甲斐なく、その日は浜辺にあるベンチで一泊する事となった。

花火をするカップルはいたが、女たちだけでする奴らは全くいなく、この時点で帰れば良かったと今は思う。

花火をする人影もなくなり、波音だけの昼間とは全く違う世界。
相棒のイビキがとなりのベンチで聞こえた頃、0時過ぎだったと思う。

すぐ近くで砂の上を歩きまわる音が聞こえてきた。

もちろん真っ暗だったが、ライター以外に明かりの無い俺でも十分に目が闇に慣れていた。
音のする方を寝ながら見ると、姿は見えないが確かに5人くらいの足音が聞こえる。

その音はドンドンこちらに近づいてきた。

ドンドンドンドン……

急に悪感を覚え、とっさに「ヤバイ」と感じた。
なぜだかはわからない。

立ち上がって相棒が寝ている方を見ようと首を横にした瞬間、さっきまでベンチで横になっていた相棒が座ってこちらを向いていた。
顔の表情は暗くて全くわからなかったが、こちらを向き、俺の顔を見ているのは確かだった。

俺は「大丈夫か?」みたいな事を言おうとした瞬間、自分の周りに何本もの白い足、足、足、足、足……

気を失う瞬間、俺は確かに聞いた。
若い男の声で“ようこそ”って。

それ以来、海が怖い。
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Posted by 暇つぶし at 17:35怖い話と怪談/短編参

2013年06月18日

感謝する人恨む人

感謝する人恨む人

この話には“呪われる”という表現が含まれています。
以下、自己責任で進んでください。






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Posted by 暇つぶし at 17:31怖い話と怪談/短編参

2013年06月12日

旅先で

今から十年前の冬、当時付き合っていた彼女との二人旅の話。

そのホテルは山に囲まれた湖の湖畔に立っていた。

チェックインの後、部屋で窓の外を眺めながらくつろいでいると、湖に浮かぶ一艘のボートに目が留まった。

ボートには白のTシャツに若草色のパンツ姿の女性がいた。
女性は何やら慌てふためいていた。

やがて手でメガホンの形を作り、手前の岸に向かって何か声を上げた。

距離があるためか、声は全く聞こえてこなかった。

「何か見える?」

背後から彼女が声をかけてきた。

「あのボート、もしかして……」

「やだ、沈んでいるじゃない!」

急いでフロントに、「湖で女性が溺れているから救助してやってくれ」と電話した。
しかし、「はぁ」と気のない返事。

俺は部屋を飛び出して表に出た。

湖の水面は穏やかで波ひとつ立っていない。

ほとりにいた人たちに女性はどうなったのか訊ねてみたが、皆、ボートに乗った女性どころか、ボートが湖に出ているところすら見ていないという。

「本当に見ませんでしたか? ほら、白の……」

俺はそこで硬直してしまった。
気が付くと、周りの全員が俺のことを訝しんでいる。

立つ瀬が無くなり視線を彷徨っていると、白い板張りのボートハウスが目に留まった。
管理人が何か見ているんじゃないかと思い、俺はそこへ向かった。

ホテルの部屋に戻ると彼女がガタガタと震えていた。
俺は彼女の肩を抱いて、何かあったのか訊ねた。

「あの人、しばらくこっちの岸に向かって何か声を上げているんだけど、誰も気付かなくて、そしたら窓から覗いているわたしに気付いたみたいで、わたしに向かって『助けて、助けて』って叫びながら沈んでいった。すごく恨めしそうな顔をして……」

「ねぇ、おかしいよね? 岸に向かって叫んでいた時は何も聞こえなかったのに、どうしてわたしの方を向いた瞬間、あの人の悲鳴が聞こえるの? ベランダに出ていたのならともかく、窓から覗いているわたしに気付けるものなの? だいたいそもそも……」

「冬にTシャツ一枚はおかしいよな?」

「うぅ、うん」

「湖のほとりにいた人に訊ねてみたけど、ボートなんて知らないって。ボートハウスがあったから管理人に聞こうと思ったんだけど、『冬期休業中』って看板があった。ボートは全部陸に上げられていてブルーシートを被せられていたよ。少なくとも勝手に持ち出せるような状態にない。よくよく考えてみれば、こんな寒いなかボート遊びをする人なんているわけがない」

「じゃぁ、じゃぁ、わたしたちがここから見たものは何なのっ?!」

しばらく沈黙した後、俺の方から帰ろうかと誘った。

フロント係に適当な理由を挙げて宿泊のキャンセルを申し出た。
宿泊料の90%を払うというホテル側の条件を飲んで、俺たち二人は家に帰った。



今年の夏、彼女から暑中見舞いをもらった。

彼女とはその後二年ほど付き合ったが、俺の不徳により別れてしまった。
今は結婚して一児の母になっている。

暑中見舞いには次のことが書かれていた。

「○○さんはあのホテルのことを覚えていますか? 実は先日、主人からあのホテルに関する噂話を聞いたのです。主人が言うに、あのホテルには女性の幽霊が出るという噂があるのです。夜な夜な全身ずぶ濡れの女性が枕元に現れ、すごく恨めしそうな顔で『あんなに助けてと叫んだのに……』と言って、泊り客をあの世へ引きずり込もうとするそうです。本当の話かどうかは判りませんが、『助けてと叫んだのに』というところが、わたしたちの見たボートの女性と妙に符合するので気になります」

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Posted by 暇つぶし at 23:17怖い話と怪談/短編参

2013年06月12日

養護院からの電話






養護院からの電話

一昨年の夏ごろ、夜中に突然電話がかかってきた。
相手は意味不明に話したり、ゲラゲラ一人で笑うだけ。

いたずら電話かと思って電話を切ろうとした途端、そいつの悲鳴が聞こえて電話口の相手が代わった。
代わった相手はどうやら女性らしい。
キツい口調でこっちが喋る間もなく畳み掛けてきた。

「もしもし? こちら○○養護院の田中(仮名)と申します。うちの『生徒』が色々ご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。今後はこのようなことが無いよう厳しく指導しておきますので、どうかご容赦いただきますようお願いいたします。では失礼いたします」

そう言うと一方的に電話を切られてしまった。

その田中という女が電話口で一人喋っている間中、後ろからは最初の電話相手の悲鳴と激しく叱責する声、そして誰かを(恐らくその最初の電話相手を)殴打する音が聞こえ続けていた……。

ちょっと気になったので、翌日その『○○養護院』なる施設のことを色々調べてみた。
だが判ったのは、その『○○養護院』は十年も前に閉鎖されていたってことだけだった。

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Posted by 暇つぶし at 23:09怖い話と怪談/短編弍

2013年06月12日

色情霊

色情霊

みなさんは色情霊ってご存知でしょうか。
これは友人のNちゃんの話です。

専門学校に進んだNちゃんは、就職も決まり一人暮しを始めました。
Nちゃんの実家は大きい神社でした(お父さんはそこの宮司さんをされてました)。
Nちゃんはお父さんに似て霊とかには敏感でした。

そこで一人暮しをするにあたり、お父さんがお札をくれたそうです(私も見たことがありますが、木で出来たお札でした)。
Nちゃんはそのお札を玄関に貼っていました。

ある夜のことです。
Nちゃんが床に入り眠りについてしばらく経ったころ、アパートの外を人が歩く足音で目が覚めました。

ベランダの向こうに誰か立っています。
でもおかしい、Nちゃんの部屋は2階です。
誰もいるわけないんです。
もちろん人間ではありません。

そんなことが3〜4日続きました。

「お札を貼ってるし、大丈夫」

Nちゃんはそう思っていたそうです。
ところが、とうとうその人影は Nちゃんの部屋へと入ってきました。

男の人でした。
気づくと足元に立っています。
Nちゃんは動けませんでした。金縛りです。

「こわい!」

でも体は動きません。するとその男の霊は、Nちゃんの布団をはぎパジャマを脱がせ体中を触ったかと思うと、最後にはとうとう犯されてしまったそうです。
怖いのと感触があまりにもリアルなのとで、その時は泣きながら失神してしまいました。

翌日会社を休んで実家に帰り、お父さんにそのことを話しました。
するとお父さんが

「お札は? どこに貼った?」

と聞くので、

「玄関の内側に貼った」

と答えました。

「外側に貼りなさい。それは魔よけだから、外側に貼らないと意味がない」

そう言われました。

『蘇民将来』と書かれているお札を、Nちゃんは玄関の内側に貼ってしまっていたのです。
慌ててNちゃんは玄関の外側に貼り替えたそうです。
それからは何もないと言っていました。

そのことを聞いた時は、

「うっそー、ほんとに誰か入って来たんやない?」

と思いました。でもNちゃんが続けて言いました。

「色情霊っていうんてー、そうゆうの。それに朝起きたら布団もかぶってたし、パジャマもちゃんと着てた」

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Posted by 暇つぶし at 23:07怖い話と怪談/短編弍

2013年06月12日

犬鳴の旧トンネル

犬鳴の旧トンネル

今から10年前、高校を卒業した頃の話です。
以前から憧れていた400ccのバイクを買い、当時付き合っていた彼女と2人で犬鳴峠に肝試しがてらドライブに行きました。

すると途中、迷うはずがない道なのにいつまでたっても山道を行ったり来たりしているような感覚に襲われていたのです。
彼女も私の様子に気づいていたのか、いつの間にか会話は無くなっていました。

霧も濃くなってきて20メートル位先からほとんど見えない状態でした。
コーナーの曲がり角に1本のコーナーミラーが立っています。
それを目印にさらに先へと進むと、さっき見たはずのコーナーミラーがまた立っているのです。

恐怖と早く逃げ出したいという思いから、更にアクセルを吹かし無我夢中で運転しました。
すると、目の前にトンネルらしきものが現れました。
これが犬鳴の旧トンネルかと思い一瞬ためらいましたが、一気に加速してトンネルを抜けようとしました。

すると……。
天井に、下半身が壁に埋まった女が逆さでぶら下がっていたのです。

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Posted by 暇つぶし at 23:06怖い話と怪談/短編弍

2013年06月12日

シャワー






シャワー

雨がシトシト降るある明け方、徹夜でレポートを書いてた俺は目を覚まそうと風呂に入ったんだ。

いつものようにシャンプーをしてコンディショナーをつけて洗い流してたんだけど、なぜかいつまでたってもヌルヌルが取れない。
おかしいなって思いながらもそのまま流し続けてたんだけど、いきなり手に異常な程の毛量を感じて目を開けたんだ。

そしたらシャワーから真っ赤な血が噴出してて、手には長い真っ黒の髪の毛。
びっくりして後ろに飛びのいたら何かにぶつかった。
恐る恐る後ろを振り向くと、そこには白い着物を着て顔をしわくちゃにしながら笑いかける女が。







この話を聞いた人は注意しなければならないことがあります。

お風呂に入って頭を洗っている時、「だるまさんがころんだ」と口にしてはいけません。
頭の中で考えることも絶対にヤバイです。

何故なら、前かがみで目を閉じて頭を洗っている姿が「だるまさんがころんだ」で遊んでいるように見えるのに併せて、水場は霊を呼び易く、家の中でもキッチンやお風呂場などは霊が集まる格好の場となるからです。

さて、洗髪中に1度ならず、頭の中で何度か「だるまさんがころんだ」を反芻してしまったあなたは気付くでしょう。
青白い顔の女が、背後から肩越しにあなたの横顔を血走った目でじっとみつめていることに……。

さて、あなたは今からお風呂タイムですか?
何度も言いますが、いけませんよ、「だるまさんがころんだ」だけは。

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Posted by 暇つぶし at 23:05怖い話と怪談/短編弍

2013年05月02日

奇妙な手紙

私が高校生のときの話です。

ある日、私のもとに見知らぬ人から手紙が送られてきました。
住所を見るとかなり遠くに住んでいる人です。
その中身は奇妙なもので、私に1年ほど前に助けられたと書いてあります。

ずっとお礼が言いたかったが、名前も住んでいる場所もわからなかった。やっとそれらがわかったので手紙を送ります。
直接会ってお礼をしたいのだが、遠くに住んでいるし体が弱く遠出ができないので手紙で失礼をします、云々というようなことが書いてありました。

家族の誰かと誤解しているのかと思い聞いてみましたが、ちょっとした日常的な人助けならあるがそこまでして礼を言われるほどの人助けは記憶にない、と言われました。
その手紙には具体的な内容が書いてなかったので、こちらはそれほど礼を言われるような人助けをした記憶がないので人違いではないか、よければ具体的にその内容を教えてもらえないか、といった内容の返事を書きました。

そもそも、もともと名前すら知らなかった相手の住所まで調べ上げるとはいったいどのようにしたのでしょうか。
お礼を言うためとはいえ、少し不気味な感じもしました。

やがてまたその相手から手紙が来て、その具体的な内容が書かれていましたが、私も私の家族もまったく覚えがないことでした。
それゆえ、その旨を書いた手紙を相手に送りました。

すると、また手紙が来ました。
どうやら人違いのようで騒がせて申し訳なかったというような内容が書かれた後、自己紹介が書かれていました。
私と同い年の女性だそうです。

はじめの手紙にも書いたように、自分は体が弱く学校にもあまり行っていないので友人が少ない、どうやらあなたは私と同い年のようなので、これを縁にもしよければ文通をしてもらえないか、というようなことも書かれていました。
そして、本が好きで特にこれこれこのような本が好きだというようなことも書いてありました。

なんだか妙なことになったなと思いながらも、私も本は好きですし文章を書くのも好きでしたから(それに同い年の女性ですし)返事を書きました。

こうして半年ほどその文通は続いたのですが、ある日彼女からの手紙の封を開けようとすると、ふとした拍子に貼ってある切手がはがれて落ちてしまいました。
私はそれを拾い上げ、なんとはなしに裏返して見てみました。

すると、その裏の白い部分に小さな字で

「貴様が憎い。貴様を殺してやる。呪ってやる。死ね、死ね、死ね」

などといった呪詛の言葉がぎっしりと書かれていたのでした……。
  

Posted by 暇つぶし at 23:08怖い話と怪談/短編弍